患者さんへ
名古屋腎臓マルチオミクス
解析コンソーシアム
NNMAC:Nagoya Nephrology Multi-omics Analysis Consortium
目的
私たちの研究室ではマルチオミクス解析という人体を構成するいろいろなレベルの分子を一度に調べる手法を用いて、腎臓病のより深いメカニズムの解明、診断方法の確立、新たな治療手段の開発を目指しています。そのための腎疾患および関連疾患の情報・試料を広く登録する基盤の構築が目的です。
研究対象者
・腎疾患のある患者さん
・末期腎不全などで腎臓移植を受ける
患者さん
・腎癌等により腎臓摘出術を受ける
患者さん
・末期腎不全で透析療法を受けている
患者さん
・腎臓病を引き起こす可能性をもつ
疾患(糖尿病、リウマチ性疾患、
膠原病、膠原病類似疾患、高血圧
症、動脈硬化性疾患、脂質異常症、
泌尿器科疾患)をもつ患者さん
・腎障害が顕在化する以前の腎障害
進展リスクを有する関連疾患をもつ
患者さん
研究内容
・通常の診療で得られる臨床情報や
検査結果を用いて統計学的な分析
を行います。
・診療目的での採血や採尿にあわせ
て血液10~30mL程度および尿
10-1000mlを必要に応じ月1-3回
程度採取させていただきます。
また腎生検や腎摘出術等をおこな
った方からは、診断など通常の診
療に使用した残りの腎検体を研究
用に使用させていただきます。
関連する研究
・名古屋腎臓病研究コンソーシアム(NNRC) (承認番号2016-0075)、名古屋腎臓病総合レジストリー
(N-KDR:Nagoya Kidney Disease Registry)(承認番号2010-1135)、名古屋大学腎臓病遺伝子解析レジスト
リー(N-KDRG:Nagoya Kidney Disease Registry-Gene analysis)(承認番号2012-0232)、オミクス解析が
解き明かす腎臓病(承認番号2021-0382))において、二次利用の同意が得られた患者さんの情報や試料も
使用することがあります。
・二次利用についてご同意いただいた場合、「名古屋腎臓マルチオミクス解析コンソーシアム(NNMAC)」に
登録された情報・試料は匿名化され、本研究に関連の深い既存の「名古屋大学腎臓病総合レジストリー
(N-KDR:Nagoya Kidney Disease Registry(承認番号2010-1135))」にも提供され、関連する研究にも
利用させていただきます。
本研究の内容については、名古屋大学のウェブページ(https://nagoya.bvits.com/rinri/publish.aspx)にも公開されています。
これらの研究への参加を希望されない場合はオプトアウトが可能です。研究の説明書に記載されている、「オプトアウトまたは同意撤回をご希望の際の連絡先」までお問い合わせください。その場合、非識別化されたまま、担当医を通じて名古屋大学に解析からの除外を求めることができます。